幕裏の妖怪

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<<   作成日時 : 2017/04/13 12:26   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 4

だいぶ前に書いたかもしれない事柄から

私が短編小説もどきを書き始めたのは、20年以上前のことです。

はじめから小説を描こうと考えたわけではなく、絵本を描きたいという思いが、ストーリーを考える切っ掛けになりました。

絵本と言っても、当時は具体的なテーマがあったわけでなく、漠然とした中で、ワンカットの絵を描いては懸賞に応募することを続けていました。

しかし、これじゃ何も始まらんと思い、文章でストーリーを描く練習をしようと、身近なことを題材にショートショートを描いてみたのです。

これが、初めてにしては上手くまとめることが出来たと思い、批評が欲しくて、その道の方(新人の登竜門) に送ったところ、同人雑誌に載せてもらえたことで、ちょっと舞い上がった。

題材は主に職場で、日頃口に出して言えない小言を、仮の世界で吐き出すことが快感だった。

最初の一節が描ければ、そこからは行き当たりばったりに進んでいくという無計画さとチカラ不足のため、原稿用紙100枚超えが苦しく、内容も薄っぺらなのを自覚しながらも、壁に当たると専門家からの指導が欲しくなり、とりあえず投稿してみることもありました。

描き始めて2年目に、自費で薄い本を出版しました。費用は、私にとって大金でした。

校正で何十回も読み返したにもかかわらず、出来上がった本におかしな言い回し部分を見つけてしまったときは落胆しましたが、後のマツリです。 (今も相変わらず誤字脱字が多い私)

世間知らずと多少の勘違いもありましたが、自分の描いたものが本になることは、ココロ踊るものでした。

ただし、地元の新聞社に取り上げて頂けることになったとき、担当の方から、「コレは、あなた自身のことを描いたものですよね。そうですよね」 と指摘され、しどろもどろに否定したことが情けなかった。

確かに、物語の主人公が自分に近い人物像だったため、思い切った展開が出来ず、フツウの生活をフツウに描いただけのものになったという自覚はある。

「フツウの生活にあってこそ感じるもの」 なんていうテーマは、誰も小説の中に求めていないのです。


それからしばらくは、描かず飛ばずでいたのですが

飼っていたインコを私の不注意で亡くしてしまった自責の念から、どうしてもカレを主鳥公にした本を作りたくなったという事態に。

テーマが見つかると、後先考えずに動いてしまう私。資金がないものの、オールカラーから二色刷に変更するなど苦肉の策で本を作りました。

しかし、出版社が倒産してしまう。

手元に残った数冊だけが、私にとって宝物になりました。



それでも、現実逃避とも言える仮想の世界を描くことは、ボチボチ続けておりました。

4年ほど前に描いたものを、時々加筆修正していたのですが、2年前、病気になったときに、「主人公を私のPCから出してやりたい」 という最後の思いが強くなり、再び出版社に投稿。

「優れた一作品には全国出版」にダメもとで応募するも、ダメなものはダメ。

先日、「自費なら出来ます」という電話がありましたが、お断りするしかありませんでした。




本の出版は、資金があれば誰でも出来るようなシステムがあります。

キモチだけが先走った若い頃の失敗でも、行動しなかったことをのちに悔いるより、それなりに有意義なんだと思いたい。

でも、なぁ〜んかモヤモヤしたキモチ。

これから、どうしようかと、チョコレートを食べながら考えています。



















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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私の手元に(日本の)貴重な著書が並んでおります。最新の作品、是非是非、拝読したいです。
私は、こちらのブログに魅了され、もう10年以上のファンであります。文章が上手であること、主観ばかりではない客観性があること、テーマが身近であり、そこにご自身の思いが押し付けがましくなく盛り込まれていることなどなど、お人柄が伝わるから好きなのかもしれません。
強めの主張が好まれる時代にあって、私はカラスさんの時間の流れの昭和的なゆっくりさ加減がいいな〜と思うのですよね。

私、友達から言われたことがあります。自分のアカウントでテーマブログを書くことにより、収入にも繋がるからやってみなさい!と。そういうところから出版社の目に留まるということって、ないのでしょうかねえ。

形にして欲しいです。応援しています。
yu_mama
2017/04/17 10:13
yu_mamaさま いつもありがとうございます。

最近直木賞と本屋大賞をとられた『蜜蜂と遠雷』を、もうお読みになられたでしょうか。きっとyu_mamaさまも興味を持たれるに違いないと思っておりました。
私は、いつか図書館で借りたいと思っしょります
私のことをyu_mamaさまに褒めて頂くと、つい墓穴を掘るくらい恐縮します。
読み手(聞き手)がある文章を上手に書くということは、本当に難しいことだと思います。
自分の描くイメージを、相手によく伝わるように広げていくことは、技術的なことと同時に、自己陶酔することなく客観的で冷静な視点も必要とされると思います。
私のような好き勝手に書いている者は、その部分が十分ではないと思います。
私のものは、水深が浅い川をポチャポチャ渡りながら、たまに小石や急な流れに足を取られそうになる気の抜けたカッパのようなものであります。
極端な言い方をすれば、深みにハマっておぼれたり、周りの人間を理不尽に死なせたり、血を吐いたり、殴られたり、蹴られたり、泥まみれになるような刺激を求められることもあるでしょう。メリハリという部分でもあります。
自費出版を取り扱う出版社では、「作者の意向を尊重する」ということで、明らかな間違い以外は直しの指導をしようとしないところが多いです。
ですから、「上手く描けていると思いますよ」というほめ言葉を鵜呑みにしてはいけないのです(笑)
本気の指導を欲しています。

メッセージにありましたような、アカウントでテーマブログを書くことや、その他、ネットという媒体で作品を展開していくことなどに関して、私は無知でございます。
どこまでも、アナログです
カラス
2017/04/17 18:19
カラスさん、こんばんは。
PCから出てきた主人公を是非、見てみたいですね。
あの本は私の宝物であり、家族で大事にしています。
いつも見える所に置いてあります。
自費でも出版が出来る物を描けることは
素晴らしい才能だと私は思います。
カラスさんの絵や文章は、何かとても惹きつけられるものが
あります。
そんな風に書けたり描けることを、いつもとても
羨ましく思っていました。
モヤモヤが晴れて、主人公に出逢えることを
心から願っています〜☆
ぱんだ
2017/04/20 21:42
ぱんださま、ありがとうございます。

あの本は、本来なら、大きなオールカラーにしたかったのですよ。申し訳ないですね。チカラ不足でした。

今、私の手元(PC内)にあるものは、置きすぎて、妙な情が出てしまいました。
始めは、やせ細っていたのですが、少しずつ肉をつけていく内に、動かしてみたくなるのです。私の中では、映像化されていますし、テーマソングは、岡本真夜さんにお願いしようと思っています(笑)
カラス
2017/04/20 23:21

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